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「葉山災害ボランティアネットワーク」は神奈川県葉山町で「明日起きてもおかしくない大災害」に備えて、災害ボランティアに関する様々な学習・訓練・支援活動を行っているボランティアの団体です。

<受援力>という言葉

2月10日に、葉山災害ボランティアネット準備会の全体会議が行われました。

その中で会員のSさんから、とても参考になる資料が配られました。それは2月9日にNHKで放送された番組「クローズアップ現代」の中で<受援力>という言葉が紹介されていたそうです。

その言葉は、私たちの会が掲げる、「葉山が被災地になったら?」というテーマにとても参考になる言葉なので、内容を簡潔にまとめてみた、との事。Sさん、ありがとうございます。その内容がとても素晴らしいのでブログでご紹介いたします。

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受援力について
NHK クローズアップ現代(放送日2012/2/9 pm7:30~)
「豪雪から高齢者を救え~相次ぐ除雪事故死~」から (抜粋) 


今、日本を襲っている寒波。除雪作業で高齢者の事故が目立っています。背景には過疎地域の弱体化が見てとれます。番組では、動き出した支援体制を追い、自力で除雪できない人をどのように救うのかについて上村靖司さんが解説していました。この中で、ボランティアを受ける体制を確立しておくことも重要との指摘がなされていましたので、以下まとめてみました。

上村 靖司(かみむらせいじ):長岡技術科学大学准教授。昭和41年新潟県川口町生まれ。平成2年長岡技術科学大学大学院修士課程修了(機械創造工学専攻)。同大助手、米国レンセラー工科大学客員研究員、小山工業高等専門学校助教授を経て現職。専門は雪氷工学。新潟県中越地震・雪氷災害調査検討委員会総務幹事。NPO法人中越防災フロンティア理事。

【上村さんが語った要旨】
○支援する方の「力や情熱、思い」などがひしひしと感じられる一方で、『受け入れる側の準備が出来ていなくて、(支援を)活用し切れていない』のではないかという思いがあります。

○我々は(それを)、“受援力” という言い方をしています。
支援する力に対して、支援を受ける力、これがすごく大事です。

○受け入れるということも結構難しく、ボランティアさんが来たらすべて解決ではなくて、コーディネイトという業務が出てきます。
色々な機材を用意したり、保険に入れたり、名簿管理したり、班編成をして振り分けたりと、そういう“コーディネイト業務”を上手にやれないと、せっかく大勢の方が思いを持って来ても、効果的に活用し切れません。

○こうした“コーディネイト力”・“受援力”を高めることがこれからの課題かなと思っています。

○ボランティアが大勢来てくれて、上手くボランティアセンターで活用できると良いのですが、もう一歩踏み込んで、『この地区は他のこの地区がお付き合いをする。災害に限らずずっとおつきあいをする』、そんな関係性がいろんな形で広まっていったら、いざという時の大きな力になるのではないかと思っています。
それはコミュニティとコミュニティでも、行政と行政でもいいし、場合によっては会社がこの集落を支えるというのがあってもいいと思います。

○いろんな絆がこれから社会の中で繋がって行ったときに、いざという時の支え合いが、非常に広域で力強い防災の潜在力として育っていくのではないかと、期待しています。


いろんな機材を用意したり、保険に入れたり、名簿管理したり、班編成をして振り分けたりと、そういったコーディネイト業務を上手にやれないと、せっかく大勢の方が思いを持ってきてくださっても、効果的に活用しきれないんです。(上村靖司)   



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  1. 2012/02/11(土) 11:50:20|
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